チャイコフスキー作曲「ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35」を聴いています。ソリストの違いにより曲の雰囲気が変わってくるところが興味深いので、CDをいろいろと買ってみて聴き比べています。
ショップの店頭で「チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲[直輸入盤] 【CD】」を見つけました。発売日が2016年10月28日ということですから、出たばかりですね。
ソリストはLisa Batiashviliで、指揮者がDaniel Barenboimです。これまで買ったCDでは、タイトルやケースに出ているのはソリスト自身だけでした。ところがこのCDではダニエル・バレンボイムが登場しているので、それでいいのかと思わなくもありません。
演奏は、これまでに聴いてきたものとはアレンジが違い、独特です。これがソリストの発想なのか、指揮者の意向なのかわかりません。もしかするとお互いに話し合ったのかもしれません。噂に聞くところによると、ソリストと指揮者の主張が最後まで折り合わず「喧嘩別れ状態」で演奏会に臨んだ事例もあるらしいですから、曲に対する思い入れはかなりあるのでしょう。
独特のアレンジではありますが、そこが楽しいところでもあります。いろいろなソリストによる演奏を聴き比べると、それぞれの個性が際立って、また別の演奏も聴いてみたいと思うようになるのです。
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