2016-11-10

LightDM GTK+ Greeter 2.0.2のビルドに必要なexo-csource

LightDM 1.20.0のビルドは成功していますが、使うためにはグリーターというものが必要になるようです。Wikipediaではいろいろなグリーターが紹介されていますが、LightDM GTK+ Greeter 2.0.2を使うことにします。

configureを実行したらbin/exo-csourceが無いと言われてしまいました。Webで調べてみるとpkgsrc/x11/xfce4-exoに含まれているようです。そこでpkgsrcからx11/xfce4-exoをビルドしたのですが、依存関係にあるパッケージも入ってきてしまいました。

pkgsrcを利用する利点のひとつが「ビルドするために必要なパッケージも同時に入れてくれる」ことなので、依存関係にあるパッケージが入るのは構いません。しかし「こんなパッケージが必要なのか?」と思うものが入ることもあるので、もうちょっと何とかならないかとは感じています。今回入ったのは以下のパッケージです。ISBN云々というパッケージが入ってくるのですが、こんなもの要るのでしょうか。
  1. p5-Business-ISBN-Data-20140910.003nb1 Data for the p5-Business-ISBN package
  2. xauth-1.0.9         X authentication utility
  3. p5-Business-ISBN-3.003 Perl5 module to work with International Standard Book Numbers (ISBNs)
  4. p5-URI-1.71nb1      Perl5 Uniform Resource Identifiers class (URI, RFC 2396)
  5. libxfce4util-4.12.1nb2 Xfce basic library
  6. xfce4-conf-4.12.0nb4 Xfce client-server configuration storage and query system
  7. libxfce4ui-4.13.0nb1 Xfce widget library
  8. xfce4-exo-0.10.7nb2 Xfce extension library
余談ですが、FreeBSDにもportsというpkgsrcに類似した仕組みがあります。こちらもpkgsrcと同じように「依存関係の謎」によりインストールされてしまうパッケージがあります。僕が特に気になっているのは「パッケージが必要とするgccやLLVM/Clangのバージョンが決め打ちになっていて、いろいろなパッケージを入れていくと、次第に複数のバージョンのコンパイラーが入ってしまう」ことです。

exo-csourceがあればconfigureが通るかと思いきや「configure: error: Package requirements (liblightdm-gobject-1 >= 1.3.5) were not met:」というエラーが出てしまいました。エラーの補足説明で「Perhaps you should add the directory containing `liblightdm-gobject-1.pc' to the PKG_CONFIG_PATH environment variable」とあるので、環境変数で指定しておけば大丈夫のようです。

最終的に以下のコマンドにより/usr/localへのインストールが出来ました。
# cd lightdm-gtk-greeter-2.0.2
# env PKG_CONFIG_PATH='/usr/local/lib/pkgconfig' ./configure
# gmake
# gmake install

0 件のコメント:

コメントを投稿