2024-12-21

Windows10の文字変換の反応が悪いが、辞書修復で解決

Windows10の文字変換が数日前から遅くなりました。現象としては、ローマ字入力で変換キーを押すと、変換結果が出るまでに1分ほどかかるようになったのです。Windows11にはアップグレードできないスペックのマシンなので、それほど速いマシンではありませんが、最近まで問題はありませんでした。

 

ネットを検索してみると、重いプロセスが動いているか、メモリ不足に陥っているのだろうという指摘が多いようでした。念のためにタスクマネージャーで確認してみましたが、リソースが不足していることはないし、CPUの利用率は数%程度です。おそらく原因は別のところにあると思いました。


ふと閃いたのは、辞書が壊れた(もしくは不整合状態になっている)ということでした。あらためてネットを検索してみると、IMEのツールバーから「プロパティ」を選択し、「辞書修復」を行えばよいようです。ところがIMEに「プロパティ」がないのです。その代わりに「設定」ならあるのですが、そこからメニューを辿っても「辞書修復」は見当たりません。

 

どうしたものかと、さらにネットを検索してみると、「IMEのプロパティがない!詳細設定がない!最短で元に戻す方法【Windows 10】」という情報がありました。この記事の手順に従うと、無事に「プロパティ」が出現し、「辞書修復」が見つかりました。

 

「辞書修復」を実行した結果、IMEの文字変換が異常に遅い現象は解消しました。何が原因となったのかは不明ですが、やはり辞書が壊れていたのでしょう。

2024-12-12

ε-N論法が腑に落ちない

放送大学教養学部で数年前に「入門微分積分('16)」の単位を取りましたが、ちゃんと理解したという実感が持てずにいたので、印刷教材を読み直すことにしました。第1章の例1.3では、a_n=1/nにおいてn→∞ならば0に収束することをε-N論法で説明しています。あっさり書いてあるのですが、どうもスッキリと腑に落ちません。

 

この問題はε-N論法について学ぶ際にはお馴染みの例題のようなので、Webを検索すれば多くの記事が見つかります。

 

ε-N論法は初学者の多くがつまずくところで、私も同様につまずいている訳です。Web上にある記事を幾つか読んでみましたが、特別に難しいことが書かれているわけではないと感じます。しかしながら、読んでみても、「?」という感じで、「!」と分かった気になりません。

 

この印刷教材に限りませんが、教科書を読み進める際に、分からなければ、とことん拘って、一歩一歩確実に先に進むというスタンスと、分からないところがあっても、とりあえず先に進んで、後でまた戻ってくれば良いというスタンスがあるようです。どちらも大切だと思うのですが、分からなくても先に進んだ結果として、単位は取得できたものの、理解できたという納得感のないままに今日に至っているのを考えると、あくまでも拘ってみようかと思っています。

iCalendar形式ファイルを使ってGoogleカレンダーに一括登録したいが、アラームが設定されてしまう

Windows上でSchedule Watcherというスケジュール管理アプリケーションを利用しています。これで登録してあるスケジュールをGoogleカレンダーにも一括して登録したいと思います。iCalendar形式ファイルを使えば、Schedule Watcher側でエクスポートしたファイルをGoogleカレンダー側でインポートできましたので、これで解決かと思いました。

 

問題なのは、Googleカレンダー側で勝手にアラーム設定されてしまうことです。Googleカレンダーの設定にある「通知設定」で「通知」を「OFF」にしてあるのですが、iCalendarファイルを読み込む際にアラームが設定されてしまうようです。Schedule Watcherが出力したiCalendarファイルには「アラーム」に関する情報は入っていないので、Googleカレンダー側で親切に(?)アラームを設定しているようです。

 

Googleカレンダーのようなアプリケーションを操作するために「Google Apps Script」というものがあるようです。これを使えば、おそらく対処できるのでしょう。これまでGASを利用したことがないので、ちょっと敷居が高いです。


Googleカレンダー側からiCalendarファイルをエクスポートしてみると、「アラーム設定」の情報は「BEGIN:VALARM」から「END:VALARM」の間にあるようです。このような情報は、もちろん、Schedule Watcher側でエクスポートしたiCalendarファイルには入っていません。Googleカレンダーが出力したファイルには「ACTION:DISPLAY」とあり、その他にも「TRIGGER」なども指定されています。もしかすると、Schedule Watcherが出力したiCalendarファイルを加工して、無理矢理「BEGIN:VALARM」~「END:VALARM」を付け加えれば、Googleカレンダーにインポートしても、勝手にアラームが追加されることはないかもしれません。

 

それでは「ACTION」に何を設定すれば良いのでしょうか。参照できる資料がわかりませんが、「ACTION:NONE」とかではどうでしょうか。試しに、Schedule WatcherがエクスポートしたiCalendarファイルをエディタで編集し、次のようなものを付け加えてみました。これをGoogleカレンダーでインポートしてみましたが、エラーが出ることもなく、勝手にアラームが設定されることもないようです。

BEGIN:VALARM

ACTION:NONE

END:VALARM


ワークフローとしては、次のようになると思います。この方法なら、スケジュールをSchedule WatcherとGoogleカレンダーで同期できそうです。GoogleカレンダーからSchedule Watcherへの同期は考えていないのですが、スケジュールを変更した際には再同期が必要になります。ただし以前にGoogleカレンダーに登録したスケジュールが残っていると、再同期することで重複が生じてしまうので、この問題を解決しておかなければなりません。これはGASを使わないと解決できなさそうです。

  1. Schedule Watcher側でエクスポート
  2. iCalendar形式ファイルを加工(WSL2のUbuntu上でsedでも使おうかと思います。)
  3. Googleカレンダー側でインポート

2024-12-10

国会図書館のOCRアプリ

国会図書館が2024年11月26日に「NDL古典籍OCR-Liteの公開について」を発表しました。Microsoft WindowsなどのPC上で古文書などの画像を解析し、崩し字を読み取ってくれます。画像中のどのあたりに崩し字があるのかは自動判別なので、認識対象とならない場合があります。さらに認識されたとしても、必ず正しい判断をするとも限りません。


いろいろと問題が無い訳ではありませんが、古文書を読み取る効率が上がるでしょう。これまでは、崩し字辞典のような参考書を駆使して、経験を積み、古文書を読み取っていました。それに対して、これを使えば、認識結果をもとにして、誤認識された箇所を修正していけばよいので、だいぶ楽になるはずです。

 

読もうとする古文書が有名ならば、このようなツールが無くても、既に史料集などに翻刻が掲載されている可能性があります。しかしマイナーな古文書を相手にする場合であれば、このようなツールが役立ちます。

 

便利な時代になったものだと思います。もし可能ならば、自分のマシンにインストールしなくても、画像をアップロードすれば処理してくれるようなWebサイトが登場すると、よりありがたいところです。

2024-12-09

Geminiアプリを使って外国語会話の練習をしたい

AndroidのスマホにGeminiアプリを入れています。これを使って外国語会話、特に英語の会話の練習をしてみたいのです。

 

Geminiを利用する状況としては、何か解決したいことがある場合が多いとは思います。しかしGeminiは「雑談も歓迎」とのことでした。そういうことであれば、Geminiアプリ相手に英会話の練習ができるかもしれません。こちらの発音が下手でGeminiに通じないとか、Geminiの応答を聴き取れないなどのドタバタがあるかもしれません。しかし現実の人間相手に会話練習をするよりは、発音が下手でも、聴き取れなくても構わないし、同じ発言を何十回繰り返しても相手が呆れないだろうという心理的な安心感もあります。

 

試しに英語で話しかけてみたら、英語で応答しました。しかし、文にならず、単語だけを発音すると、日本語として解釈されるようです。自動判別なのでしょうが、基本は日本語として受け付けるのでしょう。これを英語だけを受け付けるように設定できればよいのですが、方法がわかりません。アプリの「設定」には、それらしい設定項目がありますが、「日本語」以外に切り替えられません。

 

このようにトラブルを抱えていますが、Geminiアプリを使って英語で雑談することは、できそうです。

2024-12-04

『Operating Systems: Three Easy Pieces』という書籍があるらしい

AbeBooksという世界中から古書を購入するためのサイトがあります。時々利用していますので、キャンペーンとかお勧め情報のメールが届きます。最近届いたメールには『Operating Systems: Three Easy Pieces』という書籍が掲載されていました。

 

書名を見て興味がわいたので、どのような書籍なのかWebで調べてみると、なかなか面白そうです。この書籍の公式サイトと思われるところを見つけました。しかも和訳したファイルが「"Operating Systems: Three Easy Pieces"の日本語翻訳」として公開されていました。これから読んでみようと思います。

2024-12-03

2025年春から「のぞみ」の自由席が2両になるとの報道

Webで「東海道・山陽新幹線「のぞみ」指定席を拡大へ!自由席は減少 JR東海とJR西日本が発表」とのニュースが流れました。最近は、超繁忙期には「のぞみ」が全席指定席ですが、基本的には、「のぞみ」の自由席は3両です。これが2025年春から2両に減り、その分を指定席車両とするようです。

 

歴史的には、「のぞみ」が東海道新幹線に登場した当初は全席指定席だったこともあり、「のぞみ」の自由席は全廃して、全席指定席に戻す「べき」との意見もあるようです。事前に予定がはっきりしているなら指定席を取れますが、そうでない場合には自由席を利用することになります。もし「のぞみ」が全席指定席になってしまうと、「ひかり」か「こだま」を使うしかありません。

 

東海道新幹線の運行パターンは、ほとんどが「のぞみ」で、「ひかり」や「こだま」は1時間に1本くらいしかありません。そうなると、「ひかり」の自由席を利用するとなると、運が悪いと1時間くらい待つことになってしまいます。「ひかり」は「のぞみ」よりも停車駅が多いので時間がかかりますし、トータルの移動時間(乗車時間と待ち時間の合計)は、「のぞみ」の自由席を利用する場合よりも大幅に長くなってしまうでしょう。

 

現行の運行パターンよりも「ひかり」の1時間あたりの本数が増えるなら、「のぞみ」を全席指定席にするのも仕方ないと納得します。しかし運行パターンが現行のままなのに、「のぞみ」が全席指定席になるのは困るところです。