2025-05-03

VirtualBox上のFreeDOSでTurboPascal

特別に何か積極的な意図があるわけではないのですが、VirtualBox上にFreeDOSをインストールしてみました。独立したMS-DOSは1993年のV6が最後ですし、PC-DOSも1998年のPC-DOS 2000が最後なので、今はFreeDOSが唯一の選択肢です。Windows10にもCMD.EXEの環境はありますが、純粋なDOSを使ったのは久しぶりです。昔々のDOSっぽいところも残っていますが、だいぶ洗練されていると感じました。

 

ここでふと思い出しましたが、確かTurbo Pascalが自由に使えるようになっていたはずです。もっと本格的なFree Pascalというものもあるようなのですが、DOS時代の思い出にひたるにはTurbo Pascalの方が楽しそうです。もっとも僕自身としては、当時Turbo Pascalを使ったことはなく、Turbo Cを使っていました。

 

ZIPファイルをダウンロードしたら、「tp302」というディレクトリの下にファイルがありました。たったこれだけ?と思ったくらいファイル数が少なかったのですが、フロッピーが当たり前だったDOS時代なら、こんなものかもしれません。展開したファイルをディレクトリごとFreeDOS環境にコピーしたのですが、なぜかTINST.COMが動きません。四苦八苦し、Webを検索したら「Turbo Pascal 3.02 を Windows 10 (64bit) / 11 にインストールしてみる」という記事が見つかりました。そこに以下の記述があり、ディレクトリを「tp3」としたら動くようになりました。

解凍すると TP302 フォルダができます。リネームして TP3 としておきます。

 

VirtualBox上のFreeDOS環境と、ホストであるWindows10の間でファイルをやりとりする必要があるのですが、どのような方法が考えられるのでしょうか。これもWebで調べてみたら、「Exchanging Files with the FreeDOS machine」という記事が見つかりました。もっとも簡単なのは「Mount the image file」という方法のようです。現在のWindowsはVHD形式の仮想ディスクをマウントできるそうなので、VirtualBox上のFreeDOSをVHD形式の仮想ディスクにインストールすれば、それをWindows10でマウントできます。

 

試してみたのですが、VHDファイルをダブルクリックしてもマウントできませんでした。またまたWebに助けを求めると「Windows 10でVHDファイルをドライブとしてマウントする」という記事がありました。この記事によると、ダブルクリックしてもマウント出来ないことがあるようで、その場合でも「コンピュータの管理」からマウントすることはできるそうです。その手順に従うと、確かにマウントできました。

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