放送大学教養学部で2024年度第1学期は「グローバル時代の英語('22)」を受講しています。TEDトークや独自のインタビューを素材にして、グローバル時代における英語の役割について考える講義です。英語そのものを学ぶわけではなく、英語で表現ざれている内容に焦点がおかれています。そのトークやインタビューについて、先生方が自らの体験や考えを述べることが聴けて、とても刺激を受けます。
第7回は、Lera Boroditskyの「How language shapes the way we think」でした。現在本人はスタンフォード大学で教鞭をとっているようですが、元々の出身はベラルーシで、英語は4番目(に学んだ?)言語だそうです。そのトークの中に、クウク・サアヨッレ語について言及があります。この言語は、よくある言語とは大きく発想が異なっていて、話者本人を基準にした相対的な位置表現である「右」や「左」という単語が存在しないそうです。その代わりに、絶対的な方位表現となる「東」や「西」が用いられるようで、それがトークでも言及されるのですが、日本語で聞いたとしても発想の転換を要する内容なので理解に苦労するところなので、それを英語で話されると、直ちに了解できるわけでもありません。
Webを使って参考資料を探してみたら、日経サイエンスの2011年5月号に「言語で変わる思考」という記事が掲載されていることを知りました。この記事をダウンロードは出来るようですが、無料ではなく、税込み509円でした。こういう時に、放送大学に在籍していると放送大学附属図書館にある「電子ブック・電子ジャーナル」が助かります。ここには「日経BP記事検索サービス 」があるので、これを使えば学生なら自由に閲覧できる訳です。
その記事は、元々はSCIENTIFIC AMERICANの2011年2月号に掲載された「How Language Shapes Thought」という記事の翻訳でした。こちらは自由に閲覧できるようです。しかし、当然ですが、英語です。
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