2024-05-21

トウモロコシの種まき

数年前から、家庭菜園としてトウモロコシを育てています。庭に雑草が生えるよりも、何か食べられるものが育った方が気分的に悪くないという程度の動機なので、あまり手間をかけているわけではありません。NHKの番組で紹介されるように、土作りをしたり、マルチを張ったりすることもできるのでしょうが、もっとイイカゲンで、雑な感じです。それでも夏になれば収穫できるので、自宅で育った野菜が食べられるというのは嬉しく思います。

 

さて5月も後半になり、気温が上がってきているので、そろそろ種まきをしようと思います。これまでは直播きにしていました。1つの場所に3粒ほど種を播いて、発芽し、成長してきたら、勢いのあるものを残して、他を間引きしていました。しかし何故か分からないのですが、発芽しなかったり、成長が極端に悪い場合があります。所詮は家庭菜園ですので、本格的な農家のように広々とした農地という訳ではないのです。たかが1~2メートル四方くらいなのに、なぜこれほど成長に差が出てしまうのかと、毎年思っていました。

 

今年はポットに撒いて発芽させて、頃合いをみて移植してみようかと思います。この方法なら、発芽したものだけを地面で育てられるでしょう。一つだけ気になるのが、移植するタイミングで、苗にショックを与えることになり、根ずくことなく枯れてしまうことです。ともかく、やってみない事にはなんとも言えないので、これも経験だと思って、試してみようと思います。

2024-05-20

Kuuk Thaayorre

放送大学教養学部で2024年度第1学期は「グローバル時代の英語('22)」を受講しています。TEDトークや独自のインタビューを素材にして、グローバル時代における英語の役割について考える講義です。英語そのものを学ぶわけではなく、英語で表現ざれている内容に焦点がおかれています。そのトークやインタビューについて、先生方が自らの体験や考えを述べることが聴けて、とても刺激を受けます。

 

第7回は、Lera Boroditskyの「How language shapes the way we think」でした。現在本人はスタンフォード大学で教鞭をとっているようですが、元々の出身はベラルーシで、英語は4番目(に学んだ?)言語だそうです。そのトークの中に、クウク・サアヨッレ語について言及があります。この言語は、よくある言語とは大きく発想が異なっていて、話者本人を基準にした相対的な位置表現である「右」や「左」という単語が存在しないそうです。その代わりに、絶対的な方位表現となる「東」や「西」が用いられるようで、それがトークでも言及されるのですが、日本語で聞いたとしても発想の転換を要する内容なので理解に苦労するところなので、それを英語で話されると、直ちに了解できるわけでもありません。


Webを使って参考資料を探してみたら、日経サイエンスの2011年5月号に「言語で変わる思考」という記事が掲載されていることを知りました。この記事をダウンロードは出来るようですが、無料ではなく、税込み509円でした。こういう時に、放送大学に在籍していると放送大学附属図書館にある「電子ブック・電子ジャーナル」が助かります。ここには「日経BP記事検索サービス 」があるので、これを使えば学生なら自由に閲覧できる訳です。


その記事は、元々はSCIENTIFIC AMERICANの2011年2月号に掲載された「How Language Shapes Thought」という記事の翻訳でした。こちらは自由に閲覧できるようです。しかし、当然ですが、英語です。

2024-05-17

Firefox’s Enhanced Tracking Protection (Strict Mode) is known to cause issues on x.com

今日の午後、ツイッター(現X) を閲覧しようとしたら、表記のようなエラーが出るようになりました。確かに僕はFirefoxのセキュリティ設定を厳格にしています。この設定を緩めてみると、閲覧できることは確認しました。


Web上には「「twitter.com」から「x.com」へのリダイレクト開始 ~「Firefox」などではトラブルも」という記事が出ています。どうやらサイト側が原因のようなので、待っていれば修正されるのではないかと期待しています。

2024-05-13

スマイル0円

マクドナルドには「スマイル0円」というメニューがあります。現実の形がある商品というよりも、「裏メニュー」という扱いかと思います。しかし、僕自身は目にしたことがありませんが、店頭のメニューボードにも記載があるようなので、「裏メニュー」という訳ではないのかもしれません。


それに比べると、吉野家などで牛丼を注文したときに「つゆだく」と指定するのは、まさに「裏メニュー」でしょう。餃子の王将には「よく焼き」などの指定もあるそうで、これもまた「裏メニュー」でしょうか。

 

「スマイル0円」にしろ、「つゆだく」にしろ、「よく焼き」にしろ、これらはいずれもレシートにも印刷されるようなので、「裏メニュー」というような隠れた存在ではなく、現実には業務システムで公認された「表メニュー」のひとつではないかとも思います。

santoku,n

The Japan Times WeekendのApril 27-28, 2024号に、「The unexpected ways in which Japanese words 'make it' into English」という記事が載っていました。日本語の単語が英語の辞書に掲載されたようです。記事には「Here is a list of the 23 Japanese words that made it into the Oxford English Dictionary last month.」として、その単語が掲載されていました。

 

 リストを見ると、「donburi」とか「katsu curry」とか、こんな単語が辞書に掲載されるのかと思うものばかりでしたが、ローマ字の並びを見ても直ちにはピンとこないものがありました。それが「santoku, n」です。なんの事かと思いましたが、「三徳」のことのようです。三徳とは、肉・野菜・ 魚をひとつで済ませられる包丁のことです。こだわりのある人ならいざしらず、家庭では、肉用、野菜用、魚用と別々の包丁を用意することはないでしょう。


英米の普通の家庭で、どのような包丁を使っているのか、わかりません。レストランのような専門的な場合であれば、肉用とか野菜用とか、それぞれに専門的な包丁を使っているのかもしれませんが、こだわりのない一般家庭では、1本の包丁で全てこなしてしまうのではないでしょうか。

 

洋の東西を問わず、事情は何処でも同じじゃないかと思います。それなのに、Oxford English Dictionaryに「santoku」が載るようになったとは、やはり驚きです。

2024-05-06

【重なら】

「Amazon」から発信したと見せかけるメールのSubjectが「【重なら】お客様のお支払い方法が承認されません。」となっていました。そもそもメールのFromがアマゾンではないので、どうやらSPAMメールなのでしょう。


本文には「お支払方法に問題があり、プライム特典をご利用いただけない状況です。」とあります。「え~、それは困ったな」と思うところなのかもしれませんが、そもそも僕はAmazonプライムを利用していないのですが。

 

しかもSubjectにある「【重なら】」 って、何でしょう?日々SPAMメールが届きますが、「【重要なお知らせ】」となっているものがあります。もしかして【重要なお知らせ】を省略して「重なら」にしたんでしょうか。日本語には数々の省略語がありますが、こういう風には略さないと思います。

2024-05-05

真空管が使われていた頃の無線機の信頼性はどのくらいだったんだろう

電子機器の部品としてトランジスタが発明されたのは1947年です。それ以前からラジオや(送信もおこなう)無線機は存在していましたが、真空管が使われていたはずです。その頃の無線機の信頼性がどの程度だったのか、何か事情が分かるような資料があるのか知りませんが、あまり良くはなかったのではないかという印象があります。21世紀の今となっては、歴史的なジョークなのかもしれませんが、テレビやラジオが壊れたら「叩けば直る」と言われていました。それは実体験に基づく真理だったのかもしれません。しかし、よく考えてみると、電子部品の接触不良が、叩くことで導通するようになっただけではないかという気がします。

 

さて第二次世界大戦が勃発した際に、ドイツ戦車には無線機が装備されていたそうです。「化学者のためのエレクトロニクス講座」という記事には、次のような記述があります。

すなわち、緒戦におけるドイツ軍の華々しい勝利は必ずしも兵器の性能によるものではなく、無線の発展が可能とした新戦術によってもたらされたものとも言えるのです。


第一次世界大戦で登場した戦車は、第二次世界大戦では主力兵器として使われました。その運用方法がドイツ軍は卓越していて、無線機が搭載されていたことで相互の連携をとることが可能となり、「電撃戦」と呼ばれる成果を上げたとされています。


しかし当時の無線機の信頼性はどうだったのでしょうか。戦車は悪路も走行しますし、森林だろうが家屋だろうが、何でも構わず突っ込んでいきますから、相当振動も激しかっただろうと思います。しかも機関銃や大砲で打たれたりもしますから、無線機が壊れた通信できなくなることがあったのではないかと思います。

 

戦闘中に搭乗員が車外に身を乗り出すのは危険ですし、車中から外を見ようしても良く見えないでしょう。だからこその無線機なのですが、その無線機は真空管を使っていた筈で、信頼性が必ずしも良くなかったと思います。それは戦闘にどのような影響を及ぼしていたのでしょうか。