2020-11-10

Otto-bot

近所の書店に行ったら「世界のノンフィクションが面白い!!」というコーナーがあったので、興味を引いた書籍を何冊か買ってみました。その一冊が『AIにはなにができないか』(メレディス・ブルサード著、北村京子訳、ISBN978-4-86182-761-7)です。「第2章 ハロー、ワールド」ではElizaボットについて語っています。
試しにElizaボットをひとつ作ってみるといい。そうすれば、こうした定型表現の限界にすぐに気づくだろう。あなたには、どんな状況にも対応できる返答ひと揃い、用意することができるだろうか。それはとうてい無理な話だ。大半の状況に対応できる返答を考えつくことはできるかもしれないが、すべてというのは難しい。


この記述を見て、ふと思いました。既に絶滅したのかもしれませんが、日本における結婚している男性(夫)が家庭で話すのは「メシ・フロ・ネル」の3語だけと(揶揄を込めて)言われていました。それならば「Otto-bot(夫ボット)」 を作ることが可能ではないでしょうか。しかもブルサード氏が「それはとうてい無理な話だ」と書いているにもかかわらず、「どんな状況にも対応できる返答ひと揃い、用意すること」が、たったの3語で出来てしまうのです。

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