明治期の官報に掲載された鉄道時刻に関する情報を調べています。『時刻表百年のあゆみ』(三宅俊彦)という本を見ると、1889年2月4日付の官報第1677号から1892年3月28日付の第2620号まで「全国鉄道発車時刻表」というものが掲載されていたと記されていました。
国立国会図書館デジタルコレクションにある官報で見てみると、確かに第1677号から「全国鉄道発車時刻表」というものが掲載されていました。それは良いのですが、この情報は官報の毎号に掲載されているのです。
第1677号は1889年2月4日付ですが、第1678号は同年2月5日付です。たった一日しか違わないので、特に新線が開通した訳でもなければ、増便したりしていないのであれば、全く同じ情報が掲載されることになります。事実、両日の情報は全く同じでした。
この調子で第2620号まで毎号に亘って「ほぼ」似たような情報が官報に掲載され続くようですが、これは一体何の意味があるんでしょう。何か大きな変化があるときだけ情報を掲載すればよいのにと思います。
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