寝ていて夜中に目が覚めるときがあります。部屋が暗いので枕元にある時計の時間を読むことは出来ないのですが、ボタンを押すと時刻が音声合成音で流れる仕組みになっているので何時頃なのかが分かります。
夜中に目が覚めるたびに時刻を聞くようにしていると、次第にある傾向が見えてきました。それは目が覚める間隔は90分程度になっているということです。必ず90分たつと目が覚めるわけではないし、1時間ごとや、2時間ごとに目が覚めることだってあります。しかし巷に流布している「90分睡眠サイクル説」は、自分の体験から考えると(絶対に正しい不変的な法則とは思いませんが)概ね正しいと感じています。
毎朝の起きる時間は(休日も含めて) 同じにするように心がけています。目覚ましをかける時間は一念を通じて(若干の例外を除き)同じです。正直に告白すると、目覚ましが鳴っても起きられず、二度寝してしまうことが無いわけではありませんが、出来る限り一定時刻に起床するように心がけています。
このような生活を続けていると、身体のリズムが自分の生活習慣に同期してくるようです。つまり朝になって、目覚ましが鳴っていないのに、ふと目が覚めてみると起床予定時刻の1分前だったというような体験をするようになります。
もし生活の都合(夜勤と日勤が交互に繰り返されるなどの事情)で、就寝時刻や起床時刻が一定しないとすると、身体リズムが混乱するのではないかと思います。寝ようとしても眠れないとか、起きようとしても起きられないとかなるのではないでしょうか。
人間の生活のリズムは、朝起きた時点でリセットされると言われます。就寝時刻が多少変動したとしても、起床した時点で人間の身体リズムがリセットされるから、体調を整えるには起床時刻を一定にすることが大切だと指導されたりもするようです。
朝起きるのが苦手と訴える人は少なくありません。その理由として、低血圧だからとか、実は人間の身体リズムは24時間ではないからだとか、真偽の定かではない主張をします。その主張が妥当であるか否かは簡単に結論がでるような問題ではなさそうです。物理法則のように古今東西いつでも原則を違うことはないというような理論はできないのではないでしょうか。いろいろな事情があるとしても、人間も生物(動物と言うべきでしょうか)の一種として、原始的な身体リズムとは無縁ではいられないと思うので、規則的な習慣と身体リズムの関係を意識しておくことも(他にも大切なことは数多く考えられますが)大切だと思います。
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