2025-02-21

OpenVMS Hobbyist VAXのCD-ROMをファイルに書き出す

もう四半世紀ほど前、OpenVMS Hobbyist ProgramからOpenVMS VAX V7.2とV7.3のCD-ROMを入手しました。また時期は異なりますが、VAXstation 3100/M76なども入手しました。しかしこのワークステーションにはCD-ROMドライブが付いていなかったので、インストールすることはできませんでした。その後にOpenVMS Hobbyist Programは廃止されてしまい、VAX用のPAKを入手する手段が断たれてしまいました。

 

OpenVMS VAX用のPAKは、真偽のほどは不明ですが、HPなのかVSIが知りませんが正規に購入することができるようです。ただし気軽に購入できるような価格ではないようです。しかしながら、PAKがなくてもインストールしてみるくらいはできるはずです。インストールした後も使い続ける気があるなら、PAKを入れる必要がありますが、技術的興味でインストールしてみるだけであれば、PAK無しでもなんとかなるでしょう。

 

 2004年1月22日付の「Running VAX/VMS Under Linux Using SIMH」という記事を参考に、ちょっと試してみようと思います。この記事が書かれたのは20年ほど前なので、同じ手順で実行できるとは限りません。また記事は、Linux上のsimhを利用しているようですが、私はWindows上のsimhを使おうと思います。これらの環境が異なることで何かに躓くかもしれませんが、それを解決するのも技術的関心の一環です。

 

 記事の中では、CD-ROMの内容をファイルに書き出してsimhから参照するような手順になっています。ddコマンドでファイルに書き出していますので、私の場合も同様に行ってみました。手元にはFreeBSD/amd64 14.2-RELEASE-p1の環境があるので、これを使うつもりでした。ところがCD-ROMをアクセスできず、この操作がエラーになってしまいます。

 

次に、Windows10上のWSL2を利用してみようかと考えました。WSL2では Ubuntu 24.04.2 LTSを使っています。ところで、WSL2上のUbuntuでは、Windows PC本体のCDドライブをどのようにしてアクセスしたら良いのでしょうか。少なくとも/dev/cdromのようなデバイスファイルはありませんでした。ネットを検索してみると「mount -t drvfs D: /mnt/D」とすれば良いという情報がありましたが、エラーになってしまいます。

 

最後の手段として、Windows10上にインストールしてあった「HxD Version 2.5.0.0 (x86-64)」を使ってみました。これを使えば、管理者モードとして起動する必要がありましたが、CD-ROMの内容をファイルに書き出すことができました。

 

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