近所の書店で平積みになっていた『現代民俗学入門』を買ってみました。購入前にパラパラと立ち読みしてみましたが、面白そうだと思ったので、買って読んでみることにしました。
民俗学といえば、柳田国男と折口信夫が有名です。しかし名前を知っているだけで、その学問的自体を知っている訳ではありません。本書は、書名からして入門書です。ひとつの話題が見開きページで完結しているので、本当に入り口が提示されるだけです。しかし「読んでみよう」とか「参考文献」として、その話題を深く追求していくための手掛かりも提示されているので、それらを参照していくことで、さらに学ぶことができそうです。
この本は、一通り読んだらそれで終わりというものではなく、手元に置いておき、何かの折に参照することができるのではないかと思いました。この本に書かれているのは、現代民俗学の現状を網羅して、この一冊で完結するような「入門書」ではなく、この本を入り口にして民俗学を学ぶ旅に出発するための手引書ではないかと感じました。
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