自宅でコーヒーをよく飲みます。インスタントコーヒーが多いのですが、珈琲豆を挽いて淹れることもあります。一般にはペーパードリップ式を用いる人が多いようなのですが、僕はサイフォンを使っています。この方法だと手間がかかりますが、簡単に飲みたければインスタントコーヒーに勝るものはないし、サイフォンだとフラスコと漏斗の間をお湯が上がったり下がったりしているのを眺めている時間も、愉しいものです。
しかし問題なのは珈琲を淹れ終わった後に残る珈琲豆のカスの廃棄です。これまでは何も考えずにシンクに流していたのですが、パイプが詰まり、台所床面のパイプ付近に溢れ出してしまいました。捨て方を考え直さなければなりませんが、シンクにしろ、三角コーナーにしろ、ゴミ袋を被せておいても、珈琲豆のカスはすり抜けてしまいます。
ドリップ式で使うペーパーフィルターに珈琲豆のカスを捨てるという方法も考えつきましたが、それならサイフォンではなく最初からドリップで珈琲を淹れれば良いだけです。そもそもサイホンからドリップに方法を変えることは考えていません。
ふと台所に置いてあったキッチンボウルに目が止まりました。サイフォンに残った珈琲豆のカスを中にあけてしまえば、シンクに流さずに済みそうです。しかもキッチンボウルにある珈琲豆のカスは、庭にあるコンポストに入れてしまえば、放っておいても次第に土に還ってくれるでしょう。エコ的にも良いかもしれません。
珈琲を飲むのに、サイフォンを使ったり、最後に珈琲豆のカスをコンポストに捨てたり、何かと手間がかかるのは間違いありません。しかしそれも含めて珈琲と向き合う時間を愉しめることも間違いありません。