文書をスキャンしてPDFにするために、これまでAdobe Acrobat 8 Professionalを使用していました。つい10日ほど前には問題なかったのに、突然動かなくなりました。具体的には、Acrobat 自体の起動には問題がないのですが、メニューから「スキャナからPDFを作成...」を選択すると、PDF保存のためのファイル選択画面が出るはずなのですが、何の反応も無くなってしまいます。どうしたんだろうと思っていると、5分くらい待ったところで、出るはずだったファイル選択画面が出てきました。そしてスキャン自体はできましたが、またそこで反応がなくなり、5分くらいしたところで、ダイアログボックスが出てきました。スキャンは出来るのですが、反応待ちが長すぎて、使い物になりません。
どこに問題の原因があるのか不明ですが、いろいろ調べてみました。
- イベントビューアには「CLSID {~} のライセンス認証は、サービス stisvc の停止の待機中にタイムアウトしました。」というメッセージが記録されていました。
- つい最近Windows10 21H1を適用したので、もしかするとAdobe Acrobat 8 Professionalに関する情報が何か消えてしまったのかもしれません。過去にもWindows10の更新を適用したら、何かの情報が消えて、Acrobatが動かなくなったことがありました。そこでインストーラを起動して、「インストールの修復」をおこなってみましたが、問題は解決しませんでした。
- Acrobatを起動すると、ライセンス認証の画面が出る場合があります。ライセンスを保有している正規ユーザではありますが、もしかするとAcrobatが何かのサーバと通信をしている可能性はあるかもしれません。Wiresharkでパケットを取得してみましたが、大量にパケットがあるので、素人がちょっと見ても判断できません。
- Adobe Acrobat 8 Professionalは2006年11月頃に発売された製品で、もはやサポート対象外です。Adobe製品のライセンスの考え方も過去10数年の間に変わってきているので、ライセンス認証に必要なサーバが消えた可能性もあるかもしれません。
是が非でもAcrobat 8 Professionalを利用したいというわけでもなく、文書をスキャンしてPDFに変換できれば、何でも構わないのです。なんとか方法がないか考えてみると、CANONのプリンタを購入してきたときに「IJ Scan Utility」が付属していたのを思い出しました。Acrobat 8 Professionalとは機能的に等価ではありませんが、スキャンしてPDFにできれば良いだけなので、IJ Scan Utilityでも構わない気がします。
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