2021-10-27

マッチ棒を見なくなって何年になるだろう

テレビを視ていたら、マッチ棒を1本足して文字を完成させるというクイズをやっていました。その問題自体は、発想の転換などが必要となり、楽しめましたが、ふと考えると、「マッチ棒」というものを見なくなって何年になるだろうと思いました。


自宅には、蚊取り線香とかアルコールランプに点火するために使い捨てライターならありますが、マッチはありません。以前はマッチを使っていましたが、それも随分前のことだし、マッチを買おうと考えたことすら、何時のことだったかと思うくらいです。


パズルなどで「マッチ棒を1本足して文字を完成させよ」という問題は、これからも出てくるでしょう。しかし「マッチ棒って何ですか」という質問が出てきてしまう時代なのではないかと思います。

ガスバーナーみたいな100円ライター

お墓参りに行った時に寺名の入った粗品を貰うことがあります。100円ライターのようなものであることが多く、お線香をつけるのに役立ちます。ところが最近は、100円ライターのようでありながら、ガスバーナーのような炎が出るものを貰うようになりました。


Webを検索してみたら「100円ライターがガスバーナーに変身する「ポケトーチ」」とか「世界が賞賛!使い捨てライターを小型トーチに変身させる「ポケトーチ」がスゴ過ぎる」という情報を見つけました。これらと同じものではないと思いますが、普通のライターのような揺ら揺らした炎とは違います。


普通のライターだと、風があるときに線香に火をつけようとすると、炎が揺れて困るのですが、このガスバーナーのようなライターなら大丈夫かもしれません。 

2021-10-25

VirtualBox 6.1.28に更新したら仮想マシンが起動しない

VirtualBox 6.1.28がリリースされたので、これまでの6.1.26から更新したのですが、仮想マシンが起動しなくなりました。


VirtualBoxは以前から使っていましたが、しばらく前にWSL1からWSL2に切り替えた際にもVirtualBox上の仮想マシンが起動しなくなった事がありました。その後6.1.26では不完全ながらも仮想マシンが動いていたのですが、全く駄目になりました。

2021-10-24

「人間を探し求める神」(アブラハム・ヘッシェル)

NHK出版から出た『キリスト教の核心をよむ』(山本芳久) を読んでいます。この書籍の目的は、「本書では、そんなキリスト教の基礎と基礎を学びます。」(6ページ)とあるので、入門書だと思います。いろいろなことがわかりましたが、最も驚いたのは、次の記述でした(23ページ)。

旧約聖書の大きな特徴は何かというと、人間の側が心の安定などを求めて神にすがるというよりは、むしろ神の側が、人間を追い求めてさまざまな出来事を引き起こし、言葉を語りかけてくることだとヘッシェルは行っています。


キリスト教や仏教など昔からある宗教や、俗に新興宗教と呼ばれる近年になって登場した宗教なども、人間が日々の生活の中で被る諸々の困難に対して救いを求めるために宗教というもの全てがあるのだと私は考えていました。そういう側面はあるのだと思いますが、旧約聖書にある神は、むしろ神の側から積極的に人間に関わってくるというのです。そのようなことをする神という存在は、考えたこともありませんでした。


人間を探し求める神」というのはアブラハム・ヘッシェルの著作名とのことです。読んでみたいと思います。

2021-10-15

New research rewrites our understanding of the genetic ancestry of modern Japanese

The Japan Times Alphaの2021年10月8日号には「日本人の祖先、縄文・弥生に加え古墳時代にも由来?」という記事が掲載されていました。日本人の由来を辿るのは大きなテーマで、今日の人類というのは結局はアフリカから世界中に散らばっているということなので、究極的にはそうなるのでしょう。しかしもう少し日本周辺に目を向けた時に、何時頃、何処から、日本にやってきたのかという事を考えるのは、面白いテーマです。

 

これまで、日本人の祖先は、縄文時代や弥生時代に、大陸から朝鮮半島を経由してきたとか、東南アジアの島々を経由してきたのだと教えられていました。それに加えて古墳時代にも日本人の由来をもとめることができるというのは、興味深い話です。

 

自分の持っているDNAを解析することで、どのような経路を辿ってきたのか由来を知る事ができるようです。これで判明するのは由来した経路だと思うのですが、時間的な情報を知るには、どうするのでしょう。

 

まだまだ面白そうな話題が沢山ありそうな気がします。

National character, stereotypes and the sinking ship

2021年10月8日号のThe Japan Times Alphaに掲載されていたKip Catesさんの連載「3-minute Reading With Kip」は、国民性をあらわす有名なジョークが使われていました。沈没しかけている船から船客を脱出させようとした際に何と声をかけるかという事で国民性があらわれるという話です。これは「エスニックジョーク」とも言われているようです。


日本人に対しては「皆さん飛び降りていますよ」と声をかけるのですが、日本人は人の目を気にして行動すると思われているということです。他人の視線を意識して自分の行動を決める日本人は確かに存在すると思いますが、そうではない日本人も居るでしょう。

 

「何々人→こういう行動」という論理を逆転させて、「こういう行動→何々人」と見ることもできると思います。船から飛び降りる際に自分だったら何と言われたらそういう行動を起こす気になるのかを考えれば、自分が日本人であることは間違いないとしても、どの国の発想に近い考え方を持っているのか、見えてくるかもしれません。

 

そういう意味で、僕は何国人的なんでしょうか。

2021-10-08

「スポーツと喧嘩」と「議論と口喧嘩」

ふと思うのですが、スポーツ(特に格闘技のような激しい肉体運動を伴う競技)は危険性と背中合わせです。その危険性を取り除いて、安全で公平な競技とするには、ルールを定めて、危険な行為を反則としておく必要があるでしょう。なんでもありだったら、「スポーツ」ではなく「喧嘩」になってしまいます。


他方で、議論(議会や会社で行われるものや、友人同士とか家族間で行われるものなど)には物理的な危険性はありません。ルールが無い訳ではありませんが、議論を阻害しないようにするため、議論中の行為の一つ一つに枠をはめるようにはなっていません。しかも友人とか家族でおこなわれる議論には、ルールが定められていることはなく、常識的であることが要請されるだけです。しかしなんでもありだったら、「議論」ではなく「口喧嘩」になってしまうのではないでしょうか。


何が「常識的」なのかはルールで定めるものではなく教養として身につけるものだと思います。議論には物理的な危険性はありませんが、(意図的か否かは別として)切先の鋭いナイフのような言葉を放つことで、心理的な危険性を招く可能性が無い訳ではありません。ルールが無くても注意をしようと思います。

Haskell

Webを眺めていたら見つけた「純粋関数型言語Haskellは難しいが学ぶ価値がある言語」という記事を読みました。Haskellというのは、名前だけは以前から耳にしていました。Haskellで何が出来て何が出来ない(または苦手な)のかを知るためにも、動作環境を整えたり、情報を集めたりして見ました。


近所の図書館に『関数型プログラミング入門 Haskellで学ぶ原理と技法』があったので借りてきました。Haskellは「純粋な関数型言語」というだけあって、CとかPythonのような他のプログラミング言語とは、まったく様子が異なります。発想の転換が迫られるので、慣れるまでは投げ出したくなるかもしれませんが、だからこそ「学ぶ価値がある」のではないかとも思いました。


情報処理学会では2005年4月から1年間に亘り「Haskellプログラミング」を連載していたようで、今でもPDFで読めるので、順番に読もうと思っています。また日経クロステックでは2006年から2013年に亘り「本物のプログラマはHaskellを使う」を連載していたので、こちらも読んでみようと思います。


FreeBSDにはGlasgow Haskell Compilerのportsがあったので入れてみました。Haskellについても関数型プログラミングについても、わからないことばかりですが、何か新しい可能性が得られそうで、ワクワクします。


GHCi, version 8.10.5: https://www.haskell.org/ghc/  :? for help

Prelude> :load factorial.hs

[1 of 1] Compiling Main             ( factorial.hs, interpreted )

Ok, one module loaded.

*Main> :list factorial

1  factorial    :: Integer -> Integer

2  factorial n  = if n == 0 then 1

3                           else n * factorial (n - 1)

4  

*Main> factorial 12

479001600

*Main> :quit

Leaving GHCi.