コンピュータネットワークの勉強をすると「OSI参照モデル」の話が出てきます。物理層からアプリケーション層までの7層構造です。これは物理法則とは違うので、要するに「決め事」だと思います。今日の世界で最も普及していると思われるTCP/IPネットワークは4層で構成されています。それでもインターネットはうまくいっているようなので、7層でなければならない訳ではないと思います。しかし、あえて忠実に7層で実装したネットワークは、何があるのでしょうか。やはり7層でなければならない積極的な理由があるのでしょうか。気になります。
OSIの7層モデルを考えていたら、インテルのCPUは4レベルの「リングプロテクション」 を持っていることを思い出しました。しかし普及しているOSは、ユーザモードとカーネルモードしかないので、2レベルあれば十分な訳です。CPUを作る側として、もしかすると2レベル以上を必要とするOSが存在した場合に「インテルのCPUが選択される候補から落ちる」のを避けたかったのかもしれません。そうならば、4レベルと言わず、8レベルでも16レベルでも、もっとレベル数の多い(バームクーヘンみたいな)設計にすることも(観念的には)可能でしょうが、やたらとリングプロテクションのレベルを増やしても無駄ということでしょう。こちらも「決め事」ということなのだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿