最初の「第1章 オリエンタリズムの領域」 に次のような記述がありました(75頁)。
オリエントという語が、(中略)、極めて厳格に理解された。この引用で略した箇所は次のように理解しました。要するに「オリエンタリズム」という語は、次の3種類として理解される場合があるということです。
- 単にアジア的東方全体の同義語
- 遠く隔たっているものやエキゾチックなものを漠然と指し示すもの
- イスラム的オリエントを指すもの
オリエント(日本も含まれているのかもしれませんが)というものは、オリエントにいる人々が意識しているというよりも、(主として)西ヨーロッパの人々が描くイメージなのでしょう。もしかすると日本はオリエントに含まれていないかもしれません。
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