上述したリストにある記事「北海道新幹線が狙う高速化、飛行機とのシェア争いは新局面へ?」(2019年1月7日)から引用します。
「4時間の壁」という言葉は10年以上前から使われてきたようだが、誰が言い出したものなのかは定かではない。ただ経済誌がこぞって取り上げ、一般に知られるようになったのは、2011年3月の九州新幹線の熊本~博多間開業を控え、鹿児島中央~新大阪を約3時間45分で走破する「みずほ」の設定が発表されたころではなかっただろうか。誰が言い出したか不明ながら、新聞やテレビの報道や解説では、あたかも真理のように言及されており、まるで「都市伝説」です。
新幹線の所要時間が(例えば)4時間3分から3時間56分になったところで、利用者が飛行機から新幹線に大移動するわけでもないと思うのですが。利用者が交通手段を選択するのは、所要時間だけではなく、運賃とか、利用できる時間帯なども加味して総合的に判断するはずです。
こういう根拠不明な言説が、知らず知らずのうちに常識として流布されてしまう状況に対して、個々人が注意しておく必要があると思います。信憑性の怪しい情報への耐性を日頃から鍛えておく必要があるのではないかと思います。
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