The Japan Times STで人気のコラム「ODDS & ENDS」の8月の話題は「Japanese English」でした。日本で独自の意味合いを持ってしまった英単語などについて語られています。
月間テーマである「Japanese English」は、ニュアンスは理解できるのですが、日本語では何と訳したらよいのでしょう。ただ片仮名にするだけの「ジャパニーズ・イングリッシュ」とするのは御免蒙りたいです。パソコンなどIT関係の文書がこういう調子で、英単語をカタカナ表記にしただけの文章が溢れています。曰く「オブジェクトをデリゲートして、次に・・・」のような感じですが、この手の(日本の文字を使用した)文章を読むくらいなら、辞書片手に英文を読んだほうがマシです。もっとも「算譜」とか「作譜」と訳するのも流石にどうかとは思っているのですが。
さて話題を戻して「Japanese English」の和訳ですが、長々と言えば「日本独自の変化を遂げた英語(表現)」とでもすれば意図が通じるかもしれませんけど、長いですね。コラムの中では何度も使われるので、もっと簡潔な表現にしたいところです。
英辞郎では「日本語訛りの[日本人風の]英語」と訳されています。意味はこういう事ですが、簡潔とは言えません。
ここで発想を飛躍させて、「Japanese American」を「日系アメリカ人」と訳すのですから、「Japanese English」を「日系英語」とするのはどうでしょう。これが良いというわけではありませんが、一つのアイディアです。違和感を感じるかもしれませんが、その違和感の一部は、見慣れないことからくるものであって、見慣れたら気にならなくなるかもしれません。もっと本質的な違和感もあることでしょう。それは見慣れたところで解消されるものではありません。
なにか良い和訳はないものかと思います。
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