VAXstationなどDEC製品はネットワーク上に存在するマシンから情報を貰ってブートさせることが出来て、これをMOP(Maintenance Operation Protocol)と呼びます。OpenVMSなどDEC製OSであれば当然MOPサーバになれるのですが、NetBSDやLinuxであってもmopdを動かしておけば、MOPサーバとして機能させることが可能です。
調べてみると、以下のOSでmopdが動くようです。
これらは全て「mopd-2.5.3.tar.gz」という実装から派生していますが、現時点での実装は各々異なっているようです。
- NetBSDとOpenBSDは、OSのusr.sbinとして取り込まれており、OSのポリシーに合わせた変更が行われているように見えます。
- FreeBSDは、portsとして提供されているので、必要最小限の変更だけで済まされている印象です。
- Linuxは、READMEにも書かれていますが、NetBSD版を取り込み、OpenBSD版などの変更を参考にしているようです。
- 各OS版とも、オリジナルの「mopd-2.5.3」と構成がほぼ同じになっています。しかしNetBSD版は、mopa.outというコマンドが消えており、mopcopyというコマンドが追加されています。
手持ちのDEC製ワークステーションを生かすために、mopdを準備しようと思っています。どれを使っても構わないとは思いますが、MOPの理解を深めるために、それぞれの変更箇所を詳しく調べてみようと思います。
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