2020-01-16

Typhoon Faxai and Typhoon Hagibis

2019年11月24日号のThe Japan Times on Sundayの記事「Big in Japan by Mark Schreiber」のタイトルは「As infrastructure crumbles, who's footing the bill?」でした。この新聞は全て英語で書かれていますので、日本語で書かれた新聞記事を読む時とは異なる習慣があります。

2019年に上陸した台風15号を記事では「Typhoon Faxai」と、同じく台風19号を「Typhoon Hagibis」と表記されています。同じ台風のことを、日本の新聞では番号で識別し、英字新聞では名称で識別するので、その対応を理解していないと混乱します。少なくとも日本の新聞やテレビなどの報道機関では台風を名称で表現することはないので、いきなり「Typhoon Faxai」と書かれていても、それが「台風15号」の事だと直ちに了解できるわけではありません。

台風に名称がついている理由は、気象庁のWebサイト「台風の番号の付け方と命名の方法」で説明されています。

しかし日本国内の報道機関は、台風の番号表記と名称表記の説明をしていません。大袈裟に言えば、日英で情報の分断が生じています。ニュースや天気予報で、毎回わざわざ番号と名称の対応を説明するのは煩雑にすぎると思いますが、テレビに映る台風進路図の何処かに台風の名称表記を入れておけば、情報が伝わるのではないかと思います。

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