先日福井に行ったついでに福井県立歴史博物館にも立ち寄りました。なかなか展示が充実しています。北陸線などの鉄道関係の展示は模型が数多く並んでいて、鉄道好きの学芸員がいるのかと思いました。また「昭和のくらし」という常設展示では、昭和30年代後半から昭和40年代頃の町や村の生活を実物大に表現しています。
このような展示は福井以外の歴史系博物館でもよくあり、たいていはスバル360や、大村崑のオロナミンCのホーロー看板が置いてあったりします。
いろいろと見所が多かったのですが、僕が特に目を引いたのは、復元された建物の屋内で壁に使われていた化粧板です。このような化粧板は自分が今住んでいる家でも同じようなものが使われており、もしかすると昭和40年前後にリフォームした際のものかもしれません。
個人的には自宅の壁に使われている化粧板は安っぽい印象なので、あまり好感を持っていませんでした。しかし福井県立歴史博物館の復元展示を見ることで、これはもしかすると昭和30年代後半から昭和40年年代にかけて流行した素材なのかもしれないと考えるようになりました。どうみても現在の目線で考えるとチープな印象しか感じないのですが、当時は流行の最先端のデザインだったのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿