先日放送大学大学院の入学希望者ガイダンスに参加してきました。ゆくゆくは入学したいと思っていますが、目的は「入学すること」ではなく、自分がやってみたい研究との関わりの中で必要なのかを問うているので、特に来年度入学したいわけではありません。
これまでも毎年ガイダンスに出席しています。選考方法の概要等は募集要項やパンフレットを読めばわかることですし、毎年ほぼ同じ内容なので、そこは重視していません。むしろ教員からの説明や修了生の体験談、特に質疑応答を重視しています。他の入学希望者が何を知りたいと考えているのかを聞くことで、他の人たちが大学院に何を求めているのか、また一般の通学制大学院とは異なる「放送大学大学院」では何ができるのかを知ることができる貴重な機会だと考えています。
例年では臨床心理学プログラムを希望する人が殺到し、それ以外のプログラムの話が少ない傾向にありました。今年は臨床心理学プログラム希望者のガイダンスを午後開催としたので、午前中はそれ以外の6プログラムの話を聞くことができて、良い方法だと感じました。
一般の大学院を受験しようする場合では、「事前に研究室を訪問しておくべきだ」とか「担当教員と顔合わせをしておいた方が良い」などのアドバイスを受けることがあります。しかし放送大学大学院では合格しないと担当教員が決まらないので、事前に接触しようがありません。また担当教員の経歴に沿った研究テーマを志向するのではなく、入学希望者自身の内面から湧き上がってくる研究テーマが求められるので、「研究」を生業にしたことがない場合、何をすれば良いのかイメージを掴みにくく、敷居が高く感じられるところです。
今回出席したガイダンスでは、教員を代表して人文学プログラムから島内裕子教授と情報学プログラムから広瀬洋子教授が出席なさいました。お二人とも怖がらずに挑戦する勇気を訴えられ、これなら自分にも出来ることがありそうだという気持ちにさせてくれました。
僕にとっては「大学院修了」という資格を得ることが目的ではないので、急いで入学するつもりはありません。むしろ自分の関心のあるテーマを研究していく中で、放送大学大学院で修士論文を書き上げ、テーマをより深めていく一助としたいと思っています。
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