SIMHのサイトにあるUNIX V6のディスクイメージの中のディレクトリ構造を「
UNIX V6環境(uv6swre.zipを利用する場合)」で報告しましたが、テープアーカイブから作成したディスクイメージにおけるディレクトリ構造との相違点を調べてみました。
若干相違点がありますが、基本的に同じものだと思います。
- SIMH版には/usr/sysがない。
- SIMH版では/mntに置かれたファイルは、テープアーカイブ版では/usr/docにある。
- テープアーカイブ版には/mnt2と/usr2というディレクトリがない。
最も重要な違いは、SIMH版にはカーネルのソースが含まれていないことです。カーネルのソースは/usr/sysにあり、その下にはconf、dmr、kenという3つのディレクトリがあります。UNIXの原作者であるKen ThompsonとDennis Ritchieのユーザ名のディレクトリがあることに、時代の息吹を感じて微笑ましく思います。
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