自分の車にドライブレコーダーをつけて10年くらいになります。ドライブレコーダーをつける目的は様々かと思いますが、僕の場合は、仮に事故を起こしたり巻き込まれた場合に状況説明の証拠になるのを期待しました。事故は咄嗟の出来事ですから、ドライブレコーダーが無ければ、記憶に頼るしかなく、客観性があるとは言えません。これが主目的なのですが、副目的として、ドライブレコーダーにGPSが搭載されていて、走行した軌跡を記録できるという点です。地元を走行している分には、あまり関係ありませんが、ちょっと知らないところを走行する場合に道に迷ってしまうことがあります。このような場合に、あとで走行軌跡を確認すれば、どこで道を誤ったのかが一目瞭然です。
幸いなことに、ドライブレコーダーをつけて以来、事故は起こしてもいないし巻き込まれてもいないので、ドライブレコーダーの記録を活用する状況になった経験はありません。しかし副目的である走行軌跡を確認するため、家に戻ったら必ずドライブレコーダーのメディアを抜いて、記録を確認するようにしています。すると驚いたことに、ごく稀に、一年に一度あるかないか程度で、ドライブレコーダーに走行記録が残っていないことがあるのです。家を出てから帰宅するまで全て記録されていないのではなく、途中で立ち寄ったりしてエンジンを切ったりしますから、そのどこかの部分が欠けているのです。
事故の加害も被害もないので、ドライブレコーダーの記録が欠けていても実害はありません。しかし運悪く事故を起こしてしまった場合、ドライブレコーダーの記録を確認したら、記録が残っていないとなると、大問題です。
何事にも完全無欠ということはないでしょうから、ドライブレコーダとてパーフェクトとはいかないかもしれません。しかし万が一のための備えとしてのドライブレコーダーですから、記録がないのは致命的です。仮に走行中の全記録が全く残っていないというのであれば、単純にドライブレコーダーが壊れただけなので、交換することになるでしょう。しかし偶に記録が残らないことがある(それも年に一度あるかないかという頻度)のでは、交換するのも二の足を踏んでしまいます。
ドライブレコーダーがあるから、事故を起こしても構わないという事では決してないので、事故を起こさず巻き込まれず、安全運転に心がけようと思います。
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