有名な教科書である『計算機プログラムの構造と解釈』を学ぶ下準備としてSCHEMEを調べています。SCHEMEは仕様がコンパクトにまとまっていると言われていて、確かにそういう感じです。ただし、多くの実装が存在するので、どれを選んだら良いのか混乱します。また現実問題として、コンパクトな仕様の範囲では済まないことが多いようで、「Scheme requests for implementation」というものがあるようです。
ひとまずMIT SCHEMEを使ってみることにしました。SCHEMEはLISPの一種なので、入門書の最初はS式の話題から始まることが多いです。次第にSCHEME独特の機能の説明がなされますが、仕様がコンパクトなので、一通り全体像をつかむのは、それほど難しくはないんじゃないかと思います。
基本を学んだら、何か応用的なプログラムを組んでみたいところですが、そうなると基本機能だけでは済まなくなってきます。MIT SCHEMEの公式サイトでは「MIT/GNU Scheme Reference」が置いてあるので、これに目を通しておくほうがよいのではないかという気がしてきました。使用可能なSRFIについても書いてありますが、かなり膨大です。それを使わなくても、自分で実装することは可能かもしれませんが、既に存在するものを独自に作るのは「車輪の再発明」とも言われており、あまり推奨されません。またSCHEMEらしさを知るには、さきほどのドキュメントにあるものを使っていくほうが良いと思います。
PDF版では500頁弱もあるドキュメントなので、簡単に読める量ではありませんが、どんなものがあるのか、ざっと目を通しておこうと思っています。
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