2023-03-04

『感性でよむ西洋美術』を読みました

NHK出版から出ている「学びのきほん」シリーズにある『感性でよむ西洋美術』を読みました。これまで美術館などで作品を鑑賞しても、作品を見るポイントがわからず、何かよいガイドが無いかと思っていました。過去に『まなざしのレッスン』の「西洋伝統絵画」と「西洋近現代絵画」を読んだことがあり、いろいろと学ぶところがありました。それに比べると、この本は100頁強ですから、内容が概略的なのはやむを得ないところです。


しかし、作品を鑑賞するための視点や、美術作品の歴史的変化の意義などが開設されていて、読んで良かったと思います。この本に限りませんが、美術作品の解説書を読むということは、美術作品を鑑賞することの代替ではないし、鑑賞するポイントが解説書に網羅されているわけでもありません。解説書は鑑賞のキッカケを与えてくれるに過ぎないとおもうので、この本を読んだことで、美術館で作品を鑑賞する際の視野が拡がったように思います。

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