旧聞になりますが「「ローカル路線バスの旅 陣取り合戦」第9弾 三島~甲府」の中で、ある店舗を訪れたら、のれんが出ているのに営業していなかったというシーンがありました。店の外からは、どう見ても営業しているようには見えないのに、のれんは出ています。だから「のれんが出ていれば、営業しているんだよ」という発言もありました。しかし店は閉まっていて、太川チームが意気消沈する場面でした。
僕自身の感覚としても、のれんが出ていれば、その店は営業中である、と「基本的」には判断します。ところが最近は、営業していなくても、のれんが出ている店が少なくないようです。ネットでは「「のれん」について教えてください。」という質問も見つけました。
のれんを使っている店は和風系だと思います。洋菓子店とか洋食屋などでは、のれんで営業中を示すことができないので、「ただいま営業中」のような札を掲げることで、営業中と営業外を明らかにしています。このような習慣が和風系のお店にも導入されてしまったように思います。営業中と営業時間外を、のれんで示すのではなく、札で示しているのです。だから、のれんは昼も夜も一年中出しっぱなしです。
「のれんが出ている」から「営業中」で、「のれんが出ていない」から「今日はお休み」といった、判断が通じるお店も残っていますが、もしかすると、次第に淘汰されてしまうかもしれません。