2022-07-15

梅雨は明けたはずなのに、梅雨末期のような大雨

2022年は梅雨明けが6月末に梅雨が明けてしまいました。2022年6月27日付で「 関東甲信 東海 九州南部が梅雨明け 関東甲信は最も早い 気象庁 」という記事が出ています。梅雨明け直後は猛暑でしたが、7月半ばになると梅雨末期のような大雨になっています。2022年7月13日付で「あすから西・東日本の広い範囲で大気不安定 大雨に十分注意を」という記事があります。こういう気象状況は、例年だと梅雨末期によく見られます。一年前の2021年7月1日付で「「梅雨末期の大雨」に警戒が必要なのはなぜ?  命を守るための避難のポイントは?」という記事が出ています。

 

梅雨が明けたのか否かというのは、判断が難しいようで、気象庁が発表するのは「梅雨明けしたとみられる」という表現になっています。よく考えたら梅雨は明けていませんでしたという含みを残している訳ですが、ここ数日は少なくとも梅雨前線は見あたらないので、「梅雨末期の大雨」とは言えない状況です。 


気象庁は3か月予報を出していますが、そこから現在の状況を読みとれる(もしくは推測できる)のでしょうか。例えば2022年4月~6月の発表文は、次のようになっています。

2022年04月19日発表
07月 天候 北日本と東日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東日本太平洋側と西日本では、期間の前半は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。 気温 気温は、北・東・西日本で平年並または高い確率ともに40%です。
2022年05月24日発表
07月 天候 北日本では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東・西日本では、期間の前半は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。 気温 気温は、北・東・西日本で平年並または高い確率ともに40%です。
2022年06月21日発表
07月 天候 北日本では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東・西日本では、期間の前半は、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。 気温 気温は、北・東・西日本で平年並または高い確率ともに40%です。

ここからは、警戒が必要な大雨になりそうだという予報は読み取れません。そういうことは長期予報に求められている事ではないということなのかもしれません。気象の予報は難しいですから、何ヵ月も前から「大雨」になる予想はできないのでしょう。


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