東京大学出版会の広報誌「UP」で連載されている「注文の多い雑文」を書いている須藤靖先生が『宇宙は数式でできている』を上梓されたので、買ってみました。まだ読んでいる途中ですが、興味深いです。
「第2章 世界を支配する法則とは」の「法則は世界の近似に過ぎないのか」では、つぎのような事が書かれていました。
ニュートンが発見した法則は、この世界の空間がユークリッド幾何学で記述されることを前提としていました。これに対して、非ユークリッド幾何学を前提として構築された理論が、アインシュタインの一般相対論です。
ここを読んだ時、そうだったのか、と思いました。なんとなく、そうなのかなぁとは思っていましたが、このようにはっきりと言い切った教科書はなかったような気がします(もしかすると、教科書に書かれていても、頭に入っていなかっただけかもしれませんが)。
大学で理数系の講義を初めて受けたのは、もう随分前のことになります。例に洩れず、あやふやにしか理解できず、落ちこぼれてしまいました。そのような分野を必要としない世界に進んだので、理解できていなくても、別に困りはしません。しかしもやもやとした気持ちが残っています。大学卒業後も折に触れて理解できるように努めているところです。まだ諦めてはいないつもりです。
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