普段から文書を作る際はTeXliveにあるLaTeXを使用しています。もう今はTeXliveを使いますが、昔々はASCIIのpTeXであるとか、NTTのjTeXなどを個別にインストールしていました。それに比べるとTeXliveは、使うことがあるかどうか定かではないパッケージが大量にインストールされるので、当初は抵抗がありましたが、もう慣れました。昔はディスク容量が潤沢ではなかったので、使いもしないものを置いておくのは罪であると考えていました。でも今は、そういうことを言わずに、TeXliveで環境を整えた方が、総合的に見れば、問題が起きにくい時代ということのようです。
TeXliveは、毎年新しいバージョンに切り替えていて、日々パッケージを更新しているのですが、ここ最近は、更新がない日が続いていました。毎日必ず更新があるとも限らないので、更新がなくても構わないのですが、それにしては更新無しの期間が長すぎるような気がしてきました。
更新時のメッセージを見ると、CTANミラーサイトとして「ftp.kddlabs.jp」を参照しているようです。ところが、「CTAN Sites」で日本にあるCTANミラーサイトを確認すると「ftp.kddlabs.jp」がありません。なぜ最近まで更新できていたんだろう。元々ミラーサイトではなかったのだろうか。疑問はありますが、それよりも、有効なCTANミラーサイトに切り替える設定をしなければなりません。
Webを検索してみたら「tlmgr option repository http://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet」というコマンドで変更できるようです。変更結果を確認したければ「tlmgr option show」でわかるようです。
このようにしてCTANミラーサイトを変更し、改めて「tlmgr update --all」をしてみたら、多くのパッケージ更新が行われました。僕が更新はないと誤解していた間にも、やはり更新がいろいろと出ていたようです。
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