2018-08-17

Jon Bentley著『Programming Pearls』をどう読んだら良いものか

近所の図書館で『珠玉のプログラミング』(ジョン・ベントリー/著、小林健一郎/訳、ピアソン・エデュケーション/発行、2000年初版)を借りてきました。なにか特定のプログラミング言語の解説書ではなく、プログラミング自体に焦点をあてたエッセイ集です。肩ひじ張らずにリラックスして読んでも構わないと思いますが、教科書という訳ではないでしょうが、章末問題もついており、たんなる娯楽として読み流してしまうのは惜しい気がします。

この書籍はシリーズ物ではないのですが、続編や第2版が執筆されています。

一つ一つのエッセイは、それほど長くありませんから、字面を追って読む分には時間がかかることはないでしょう。読むスピードが速い人なら、あっという間に読み終えてしまえると思います。

ですが、折角章末問題がついており、巻末にはヒントと解答まで載っているのですから、そこまでやってこそ、本当に読了したと言える気がします。さて、具体的には、どのように進めていけば良いでしょうか。

よくある(かどうか分かりませんが)のが「勉強会」スタイルです。同じ興味関心を有する人が定期的に集まって、少しずつ読み、そして議論するというスタイルが思い浮かびます。このやり方でうまく行けば良いのですが、距離的にも時間的にも物理的に集合できるか否か怪しいところです。また華々しく始まっても、有耶無耶のうちに尻すぼみになってしまいがちでもあります(下手をすれば三日坊主)。

仲間を募らず、独習するという方法もあるでしょう。自分のペースで進められるので勉強会方式よりは容易ですが、こちらにしても「三日坊主」の可能性は消えません。

読んだエッセイや解いた問題における思考の過程をブログに残しておくという方法も悪くないかもしれません。各エッセイの内容は、流行を追いかけているだけでは身につかない技術要素を踏まえているので、慌てず長期間に亘ってのんびり読んでいくのに適していると思います。読んで「ふんふん、なるほどぉ~」と思っただけで終わらせず、思考の過程を残していくことが、迂遠のようですが、着実な進歩に結びつくと思います。

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