2017-12-16

計算機プログラムの構造と解釈

『 計算機プログラムの構造と解釈』(原題:Structure and Interpretation of Computer Programs、略称:SICP)という計算機科学の分野における名著があります。存在は以前から知っていて、図書館で何度か手にしたこともあるのですが、今一つ興味がなく終わっていました。

ただし評判が良いことも承知していて、Webを検索すれば関連情報がたくさん見つかります。簡単に読める本ではないようですが、読み終えれば達成感はあるようです。

日本語訳も書籍として出版されています。2000年にピアソンエデュケーションから出版された『計算機プログラムの構造と解釈 第二版』と2014年に翔泳社から出版された『計算機プログラムの構造と解釈 第2版』があります。漢数字の「第二版」というのは(紛らわしいですが)原著の2nd editionが底本という意味のようで、日本語版としては初版です。

ありがたいことに公式サイトではテキストを無料で読むことが出来ます(英文ですが)。また非公式の和訳も何種類かあるようです。コンピュータ関連の洋書について「和訳を読むくらいなら(訳が変だから)原著を読んだ方がマシだ」とよく言われます。非公式な和訳が何種類もあるのも、そのためのようです。それは一面の真理ではあると思いますが、(変な和訳だったとしても)日本語で読める方が有り難いのは確かです。
  1.  minghaiの日記
  2. アスペ日記
  3. 計算機プログラムの構造と解釈 第二版に関連するホームページ
  4. Long Gamma

この本ではLISP(というかScheme)が例示として使われています。原著が書かれた時代背景もあるでしょうが、Cとか(最近大流行のPythonとか)が使われている訳ではないので、手っ取り早く(CやC派生言語の)プログラミング能力をあげる役には立たないでしょう。しかし本文をよく読んで、練習問題にも取り組めば、縁の下の力持ち的に役立ちそうな予感がします。

いろいろな事に手を出しているので、これに集中できるわけではありませんが、ライフワークとして取り組んでみようと思います。

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