2017-11-14

CANNAの終焉

自宅には365x24電源を落とさないで利用しているノートPCがあります。ハードウェアは昔々のGateway製でCPUはPentium III 450MHzです。旧いCPUですが、CPUの演算性能に依存するようなことはしていないので、別に不満はありませんでした。OSはFreeBSD/i386 10.3を利用しています。

ところが旧過ぎるマシンだとOSやアプリケーションを最新化できなくなってきました。例えばOSのカーネルをFreeBSD/i386 11に変更するとブート時にpanicしてしまいます。またportsでインストールしているアプリケーションを更新しようとすると、コンパイル中にSSE2が使えないというエラーが出てしまうようになってきました。そろそろマシンを更新する潮時かもしれません。ジャンクでLenovo ThinkPad Edge 530cを購入しFreeBSD/amd64の環境を構築し、FreeBSD/i386の環境を移行することにしました。

以前はportsを自前でコンパイルしていたのですが、オプションをデフォルトから変更することは滅多にないし、コンパイルする時間もかかるので、今後はコンパイル済のパッケージを使おうと思っています。FreeBSD/i386において使っていたパッケージをFreeBSD/amd64でもインストールしておきました。

ここで気になったのがemacsです。以前は自前で漢字変換が出来るようにするためCANNAオプションを有効にしていました。ところがコンパイル済のパッケージでは(予想はしていましたが) CANNAオプションが無効になっています。
emacs25-25.3_1,3
Name           : emacs25
Version        : 25.3_1,3
Installed on   : Tue Nov 14 13:27:37 2017 JST
Origin         : editors/emacs
Architecture   : FreeBSD:11:amd64
Prefix         : /usr/local
Categories     : editors ipv6
Licenses       : GPLv3+
Maintainer     : ashish@FreeBSD.org
WWW            : http://www.gnu.org/software/emacs/
Comment        : GNU editing macros
Options        :
        ACL            : on
        ALSA           : off
        CAIRO          : off
        CANNA          : off
(以下略)
CANNAオプションを有効にしてコンパイルすることも可能であることは承知しています。しかしCANNA自体が過去のものですし、Windows上で端末エミュレータを利用していることを考えれば、日本語変換はWindowsに任せても構わないような気がしています。

muleの頃からemacsではCANNAを利用してきましたが、どうやらCANNAの時代は終焉を迎えているようです。

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