2017/10/25

ラテン語辞書の常識?

放送大学で「ラテン語の世界('16)」を受講したので古書店で『研究社 羅和辞典』(1980年7月10日増訂新版14刷)を買いました。この辞書しか知らないので、僕の持っている辞書が偶々そうなのか、ラテン語辞書はどれもそうなのか断言はできませんが、辞書の使い方の説明がとてもシンプル(実は不親切と言いたい)です。

まだラテン語の勉強を始めたばかりなので辞書で単語を引くほどの段階でもないのですが、 せっかく買ったので使ってみようと思いました。試しに教科書に掲載されている単語cogitoを調べてみました。

辞書には次のように掲載されていました。
cogito, are, avi, atum, v.a. [co+agito] (intrans.) 1. 考える、考慮する、省察する、追想する、回顧する(de alqo; de re). (以下略)

cogitoの後にある「are, avi, atum」というの何でしょう?「v.a.」や「intrans.」については辞書の始めの方に「本辞典使用の略語」として説明されていた何なのか分かりました。

今まで利用してきた辞書(英和辞典など)の場合、辞書の最初の方で使い方の説明がありました。ところが『研究社 羅和辞典』にはそういう説明が見当たりません。ラテン語の辞書では常識なので態々書く必要がないということなのでしょうか。

「ラテン語の世界('16)」の印刷教材には「辞書では伝統的に一人称単数で掲載する習慣があります」(44頁) とさらっと書いてあるのですが、この他には特に辞書の引き方の説明は見当たりません。

困ってしまって検索エンジンで調べていると「山下太郎のラテン語入門」の「ラテン語の格変化」に次のような記述を見つけました。
辞書では見出しの次に属格の形を記す習わしです。ただし語尾のみ記す場合がほとんどですから、その点にも注意が必要です。

また『ゼロからのラテン語』には「3.1.13 辞書に書かれている動詞の項目」で次のように書かれていました。
ラテン語の辞書に書かれている動詞の項目は、次のような記述から構成されています(ただし、 辞書ごとに相違がありますので、すべての辞書がこのとおりになっているわけではありません)。(以下略)

やはりラテン語辞書独特の習慣があるようです。こういうことは一度知れば良いことなのですが、全くの初心者にとっては落とし穴になるところです。

ともかく一歩前進しました。

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