2017/02/06

『句動詞の底力』の各章の見出しにみる日英の発想の違い

プレイスから出版されているクリストファ・バーナード著『句動詞の底力』(ISBN978-4-903738-32-1)の各章の見出しにある日本語と英語の表現の違いから日英の発想の違いを見てみようと思います。ちなみにプレイスからは「底力シリーズ」として何冊も出版されていますが、どれも特定の項目を深く掘り下げた良書だと思います。

まず目次から各章の見出しを拾ってみます。
  1. 英語は空間が大好き!
  2. これは前置詞? それとも副詞? 
  3. 句動詞とは何だろう?
  4. 句動詞の文法的なパターン
  5. 基本動詞と基本パーティクル
  6. パーティクルの王様OUTとUP
  7. GETの意味を正しく知る
  8. プラス/マイナスそして次元から考える
  9. 日本語から逆方向に考えると
  10. 句動詞のエキスとは何だろう?
  11. 意味の地図を作ろう
  12. 句動詞から名詞へ:語彙を広げるために
  13. 句動詞と1語の動詞との関わり
これが英語だと次のようになっています。
  1. English Loves Space! 
  2. Is this a Preposition or an Adverb?
  3. What is a Phrasal Verb?
  4. Seven Patterns of Phrasal Verbs
  5. The Basic Building Blocks
  6. Basic Meanings of OUT and UP
  7. A Detailed Look at "GET"
  8. The point of View of Positive / Negative and Dimension
  9. Thinking in the Reverse Direction
  10. What is the Essence of Phrasal Verbs?
  11. Creating a Meaning Map from a Particle
  12. Nouns from Phrasal Verbs: Expanding your Range of Expression
  13. When to Use a Phrasal Verb
日英の対応が直訳的なもの(例えば「英語は空間が大好き!」と「English Loves Space!」)もありますが、ずいぶんと意訳的なもの(「句動詞と1語の動詞との関わり」と「When to Use a Phrasal Verb」など)も見受けられます。

これらの対応の事例をもって和文英訳に役立てようと思っているわけではないので、各章の見出しが直訳的であろうと意訳的であろうと、別にそれは問題ではないのですが、少なくとも日英の発想の違いが垣間見えると思います。

例えば日本人が母語(日本語)を基にした発想で文章を考えてから和文英訳的に英文を書こうとすると、なかなか上述したような英文は出てこないのではないでしょうか。13番目の「句動詞と1語の動詞との関わり」という和文から英文を発想しても「When to Use a Phrasal Verb」 にはならないでしょう。

このような発想は一朝一夕に身につくわけではないと思うので、時間をかけて学んでいこうと思います。

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