2016/12/02

NetBSD/i386環境にアプリケーションを追加インストール

dynabook SS SX/15Aを使ってNetBSD/i386環境の構築で、XDM経由でログインし、MATEデスクトップが利用できるところまで辿りつきました。利用頻度の高いアプリケーションをインストールし、また日本語入力も出来るようにしておきます。ここまで出来れば、最終段階には至っていないものの、ひとやまを越えたと言えるでしょう。

まずFirefoxとThunderbirdをpkgsrcからビルドします。どちらも本体とL10Nの両方をインストールします。pkgsrcで入るFirefoxやThunderbirdは最新版という訳ではありません。Firefox45というのはWindowsなら2016年3月頃のバージョンです。Thunderbird38も同様で、Windowsでは38.7が2016年3月にリリースされています。だいたい9ヶ月くらい古いバージョンということになります。Firefoxは特にバージョンアップが速く、Windowsでは既に50.0.2がリリースされています。バグ対応もあるかと思いますが、気になるのはセキュリティ対応でバージョンが上がっていることです。OSがWindowsかNetBSDかで脆弱性の影響が若干異なるとは思いますが、それでもセキュリティ問題は気になります。

次にLibreOffice5をインストールします。pkgsrcにあるのは、バージョン4系とバージョン5系です。バージョン4系はNetBSD自前でビルドすることになりますが、バージョン5系ではSuse Linuxの環境をNetBSD内に構築してLinux用バイナリを動かすことになります。Windows側で既にLibreOffice 5.1.6.2を利用しており、また今後Linuxバイナリしかないアプリケーションを利用する予定でもあったので、Linuxエミュレーション環境を使ったLibreOfficeをインストールすることにしました。

NetBSDのpkgsrcにあるLinuxエミュレーション環境はSuseということになっています。これが他のディストリビューション(Ubuntu、Fedra、CentOSなど)とどのように違うのか、またどのくらい同じなのか、よくわかりません。/usr/pkg/emul/linux以下にLinux環境のディレクトリ構造が出来上がっているのを見ると、Windows10 Anniversary UpdateでUbuntu環境を提供するためにC:\Users\FURUSAWA\AppData\Local\lxss\rootfs以下にディレクトリ構造が出来上がっているのと同じ構図です。エミュレーション環境を実現するために必要なファイルが置かれるのは仕方ないことですが、コマンド実行、ライブラリ参照、インクルードファイル参照などにおいて、うっかり間違えないように注意が必要になると思います。

日本語入力環境を用意しておかなければなりません。以前にSONY vaio PCG-SRX3/BDにNetBSD/i386環境を作りかけていたときにiBus-Mozcを使ったので、今回も同じにします。ビルドには約12時間かかりました。まだインストールしただけで設定などは行っていませんが、以前できていたので(若干トラブるかもしれませんが)問題ないでしょう。むしろ考えておくべきなのは、Windows側のMS-IMEで登録した単語をMozcで使うための環境をどのように構築するかです。もしかするとMozcで単語を登録して、MS-IMEに追加するような事態が発生するかもしれません。このあたりのフローを検討しておかなければならないと考えています。

最後に日本語フォントを追加しておきます。NetBSD/i386の標準的なインストールを済ませただけでも日本語は出ていますが、追加したフォントが本当に必要か、やはり不要となるのかは、今後の使い方次第だとは思います。pkgsrcから追加したのは次のフォントです。
  1. fonts/efont-unicode
  2. fonts/ipafont
  3. fonts/ipaexfont
  4. fonts/ja-sazanami-ttf
  5. fonts/vlgothic-ttf

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